作品展に向けて


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 他の幼稚園は今頃…運動会シーズン(9月~10月)が終わって肩の荷が下りた時期でしょう。他園は入園、1学期始園の4月以降の園生活はどちらかと言うと【静】の活動が多いことだと思います。新入園のお友だちが、家族以外の集団生活を初めて幼稚園(幼児教育機関)という環境で過ごすことになるので、どんなことも初めてづくしだと思います。親子、家族という一番身近で小さい集団の枠から飛び出す時期です。 ですので、「慣らし保育期間」として午前中保育期間が4月の入園から1~2週間の園がほとんどだと思います。登園させるだけでも大変な時期です。子は親と離れ難い、親も子と離れ難い、俗にいう「親の子離れ、子の親離れ」そんな毎日を繰り返し、繰り返し、親ではない他者(先生)と(お友だち)との信頼関係を構築し、社会性や協調性を身に付け養い育み、成長していく大切な『時』を過ごすのです。

 逆に当園は例年6月の第1週が『運動会』開催です(市内小学校9割が春の運動会開催なので、就学前教育を担う幼稚園である当園も春の運動会に移行しました。数十年前になります)ので、4月以降は他園と違い【動】の活動です。午前中保育期間は3~4日位で給食も小学校1年生より早く開始され、特にGW後は、いっそう運動会に向けての練習に熱が入ります。その様な【動】の園生活の流れの中で【集団行動】や【規律】を学び体得していきます。覚えなけれなならない動きなどはすごい量です。大変よく頑張りました!👏

 すでに6月に運動会を終え、2学期の今は来る園の文化祭こと『作品展示会』に向けて【静】の活動に没頭しています。先生のアイデアが光る『個』の製作物、絵画造形指導の賜物である陶芸作品(本焼き、素焼き、楽焼など)、毎月の絵画製作の作品の一斉披露、木工作、廃品利用の製作物、縫い物、編み物etc… 

 作品を作り上げる中でいろんな道具(はさみ、のり、針、毛糸針、クギ、かなづちetc…)を使うので、道具を使う時は『おふざけ NG‼』 そう!『危ない』からです。道具を使うことで、その事を身をもって体験、経験を積み、集中力を養い最後まで作り上げた達成感をもって自信につながり、道具はけして人を傷つけるものではないことを学び、約束を守れば素敵な作品が仕上がる喜びを園児は得る事ができるのです。