当たり前の有難さ…


 2学期の始園式。元気な笑顔と歌声で本堂を満たしてくれた、いづみっ子。お友だちの前に立って2学期始園のお話しを切り出す時、一瞬声を失い、涙がこぼれそうでした。みんな揃って、みほとけ様の前に並んで座ってくれている…ただそれだけが嬉しくて、有難くて。良かった!本当に良かった!僧侶の端くれである以上、全てが有難い事なのだ…感謝すべきことなのだと熟知していたにも関わらず、有難いことがこんなにも当たり前に繰り広げられる状況がこんなに有難いと思ったのは僧侶として、管理者として不覚でした。明日は我が身…と腹の据わりに置いて、この当り前の光景を継続していくことが、何よりも幸せなことなのだよ…子どものたちの笑顔にみ仏さまのお顔が重なりながら、お教えいただいた様でした。